時代小説を読むのは初めてでした。
読んでみると、時代モノとかなんとかは関係なく、作品世界にどっぷりと浸ってしまいました。
どこに行っても、宮部みゆきの味は変わらないもんですね。
しかし、時代小説として、時代背景や考証はどうなんだろう・・・と少し思ってしまいました。
言葉遣いとかは、あれでOKなんでしょうか。
まぁ楽しんで読めたからいいですけど。
内容の感想は、主人公のおりんがかわいすぎる!!
健気で優しくいるだけで皆を幸せにしてくれる子。
おりんの視点から描かれているから、物語が本当にあたたかいんです。
幽霊が見える話というと、もっと怖い話なのかと思っていたけれど
そういった要素は少なかったと思います。
出てくる幽霊さんたちが、いい人というか、心の優しい人ばかり。
最後の展開には、胸がジーンとしました。
読み終わったあと、なんだか心が満ち足りている、あたたかい作品です。
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